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「電験三種の勉強時間は800時間」と書かれた記事をよく見かけます。
しかし、実際に学習を経験した立場から言えば、この数字を鵜呑みにするのは危険です。おそらく文系出身者はほとんどが超えるでしょう。
私は文系出身で、もともと数学が得意ではありませんでした。
そんな私が電験三種に合格するまでにかかった時間は、正確に把握はしてませんが、おそらく2,000時間弱だと思います。
4年かけて全科目を突破しました。
この記事では、なぜ「800時間では足りない」と感じたのか、その理由を体験をもとに詳しく解説します。
「800時間」はあくまで目安。全員がその時間で受かるわけではない
まず大前提として、電験三種は絶対評価の試験です。
つまり、得点が60点を超えれば合格。しかし、その60点に到達するまでの過程は人によって大きく異なります。
特に文系出身者や数学が苦手な人にとっては、理論の壁が非常に高いです。私は理論には最後まで苦戦しました。
電気は目に見えない現象を扱うため、直感的に理解しにくく、「丸暗記」で済む試験ではありません。
たとえば、オームの法則やベクトル計算、交流回路など、
一度理解したつもりでも、応用問題でつまずくことが多かったです。
この「理解の定着」に時間がかかり、結果として勉強時間が膨れ上がるのです。
「800時間で合格できる」というのは、あくまで理系出身者や数学に慣れている人の目安です。
初心者が同じペースで進めるのは、現実的には難しいと感じます。
一発合格しなければ「800時間」はすぐに超える
電験三種は4科目構成(理論・電力・機械・法規)で、
科目合格制度があるため、一度にすべて合格しなくても大丈夫です。
しかし逆に言えば、1科目でも落とすと次回以降に持ち越しになります。
今は年2回になりましたので、3年間で受けられる回数は6回になりました。そのため、年一回だった時と比べて効率的かつ短期での合格ができるようになりました。
私の場合は、CBT方式導入前に受けており、「理論」で何度も不合格になりました。結果として勉強期間がかなり延びました。最終的には、累計で2,000時間弱です。
「800時間」という数字は、一発合格を前提にした理想的な条件だと痛感しました。
800時間で合格できる人の条件
- 理系出身で電気・数学の基礎がある
- 集中できる時間を毎日確保できる
- 計画的に学習を継続できる
上記の条件をすべて満たせる人はごく一部です。
多くの人にとっては、2倍の時間を見積もるのが現実的です。
よくネットで●カ月で一発合格とありますが、あまり参考にならない事例だと思います。
CBT化で多少は取り組みやすくなったが、難易度は変わらない
近年、電験三種はCBT方式(パソコン受験)へ移行しました。
試験日が選べるようになり、受験機会の柔軟性は増しました。
それに伴い、出題傾向も明らかに“過去問の焼き直し”が多くなり、
「過去問中心で合格しやすくなった」という声もあります。
しかし、問題の本質的な難しさは変わっていません。
CBT化しても、問われるのは依然として「電気を理解する力」です。
暗記中心では突破できず、
- 現象を式で説明できる
- 回路図を見て電流の流れをイメージできる
といった“本質理解”が必要です。
形式が変わっても、本質が変わらない以上、勉強時間は多少は減ると思いますが、大幅に削減することはないと考えています。
電験三種とエネルギー管理士のダブル取得に必要な勉強時間
私は電験三種合格後、続けてエネルギー管理士(電気分野)も取得しました。
この2つは出題範囲に共通点が多く、内容的にもつながりがあります。
ただし、両方を独学で取得するまでにかかった時間は合計で2,500時間以上はかかったと思います(エネルギー管理士は2年間かけて550時間の勉強時間で取得できました)。
休日や仕事後、小間切れ時間を利用して勉強していました。
とはいえ、努力の価値は大きかったと感じています。
特に以下のような職種では、電験三種が「応募条件」や「昇進の鍵」になることが多いです。
- ビルメンテナンス業
- 工場の設備保全
- インフラ関連の技術職
電験三種を持っているだけで、求人の幅が広がるのは間違いありません。
また、エネルギー管理士まで取れば、より専門的な職域にもチャレンジできます。
私は転職することは考えていませんが、人生の保険を取得できたと考えると頑張った意味は多少あったのではないかと思います。また職業訓練校を経て未経験ながら、技術系の公務員になったのである程度は勉強したということを、周囲に「資格取得という形」で示せたのは良かったです。
勉強時間と成果の関係|“時間”よりも“理解の深さ”が大切
多くの受験者が「何時間勉強すれば合格できるのか?」と気にしますが、
重要なのは時間ではなく“理解の深さ”です。
同じ10時間でも、ただ読むだけと、手を動かして解くのでは定着率が全く違います。
私のおすすめは次の学習サイクルです。
YouTubeで概念理解(Aki塾長・資格とっ太郎チャンネルなど)
「これだけシリーズ」で復習
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これだけ電力 改訂2版👉https://amzn.to/48n7tm2
これだけ機械 改訂2版 👉https://amzn.to/4pg3Nbp
これだけ法規 改訂4版👉https://amzn.to/4pdaoUa
過去問で理解を確認
過去問の焼き直しが多い試験なので、過去問を深く理解することが最重要です(焼き回しはそのうちなくなるかもしれませんが)。
単に答えを覚えるのではなく、「なぜその選択肢が正しいのか」を説明できるまで落とし込みましょう。
理論を繰り返すうちに、計算パターンと問題傾向が体に染み込みます。
電験3種は過去問対策が重要です。現在は20年分が市販で売られています。20年分も理解して、解けば合格はかなり近くなります。
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間違えた問題をノートにまとめて再挑戦
このサイクルを何度も回すことで、
時間を“質の高い学習”に変えられます。
特にYouTube(Aki塾長・資格とっ太郎チャンネルなど)にはお世話になりました。
👉関連記事:おすすめ書籍一覧
まとめ|電験三種は「時間をかければ必ず受かる」試験
電験三種は決して簡単な試験ではありません。
しかし、時間をかけて積み重ねれば必ず合格できる資格でもあります。
- 文系出身なら1,500〜2,000時間を目安に
- 苦手分野は焦らず何度も復習
- 「理解する」ことを優先して時間を積み重ねる
一発合格を狙うよりも、「確実に1科目ずつ合格する」戦略が現実的です。
資格取得までの道のりは長いですが、
努力は必ず形になります。
電験三種は、その過程で“自分の成長”を最も実感できる資格のひとつです。
✅ 教材は「これだけシリーズ」で統一(ただし機械は不要かもしれません)
✅ 過去問・動画・アプリで学習効率を最大化
✅ 広く浅くより「しっかり」理解する
過去問に関して、20年分もやれば合格はかなり近くなります。
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