「ビルメンって男性の仕事でしょ?」
「女性でやっている人、少ないんじゃない?」
「力仕事が多そうで不安…」
ビルメン(ビルメンテナンス)という仕事に興味を持った女性の多くが、最初にこうした不安を感じます。
たしかに、業界全体で見ると男性が多い職種です。
しかし近年は、
- 女性専用トイレ・商業施設の増加
- 常駐管理・巡回点検など軽作業中心の現場
- 夜勤なし・日勤固定の求人
など、女性でも無理なく働けるビルメン求人が増えてきています。
この記事では、
「女性が未経験からビルメンを目指す場合、どこから・何を・どの順番で準備すればいいのか」
を分かりやすく整理します。
いわゆる「ビルメン四点セット」を軸にしつつ、
女性目線での注意点・考え方も含めたロードマップ形式で解説します。
そもそも「ビルメン四点セット」とは?
ビルメン業界では、未経験者の登竜門として、次の4つの資格がよく挙げられます。
ビルメン四点セット
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種第4類(乙4)
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
これらはすべて国家資格で、
実務未経験でも取得可能という共通点があります。
ただし重要なのは、
「全部一気に取らないと意味がない」わけではない、という点です。
特に女性の場合は、
- 働き方の希望(夜勤の有無)
- 体力的な負担
- 勤務地・常駐か巡回か
などを考慮して、順番と深さを調整することが現実的です。
女性向けビルメンロードマップ【全体像】
まずは全体像から見てみましょう。
STEP0:情報収集・現実理解
- ビルメンの仕事内容を知る
- 女性が多い現場/少ない現場を理解する
- 夜勤・宿直の有無を確認する
STEP1:第二種電気工事士(最優先)
- 業界で最も汎用性が高い
- 女性ビルメンでも評価されやすい
- 転職時の「最低限の武器」になる
- ビルメン四点セットの中で一番難しい(と個人的に考えている)
STEP2:危険物乙4(短期取得)
- 比較的取りやすい
- 手当対象になる現場もある
STEP3:ボイラー or 冷凍機械(必要に応じて)
- 現場によって必要度が異なる
- 夜勤が絡む現場が多いため慎重に選択
- 手当対象になる現場もある
- 比較的取りやすい(ただし、状況によって第三種冷凍機械責任者は試験が年一回なので試験日によっては最優先した方がいい)
STEP4:求人選び・働き方のすり合わせ
- 女性が働きやすい条件を優先
- 資格数より「現場内容」を重視
この順番で考えると、
無理なく、かつ遠回りしにくいです。
STEP0:まず知っておきたい「女性×ビルメン」の現実
女性ビルメンが多い現場の特徴
- 商業施設(ショッピングモール等)
- オフィスビルの常駐管理
- 日勤中心・宿直なし
- 点検・巡回・記録業務が中心
注意が必要な現場
- 古い雑居ビル
- 小規模物件の夜勤常駐
- 人員が極端に少ない現場
- 力仕事が多い設備更新中心の現場
「ビルメン=どこでも同じ」ではありません。
女性の場合は特に、現場選びが重要です。
働いた後のギャップを防ぐために要確認。
【こちらに女性が働きやすい現場・職場の見分け方を書いています👇】

STEP1:第二種電気工事士(最優先資格)
なぜ女性でも最優先なのか?
- 電気は設備管理の基本
- 力仕事より「知識」が評価されやすい
- 男女差が出にくい分野
第二種電気工事士は、
女性ビルメンにとって最もコスパの良い資格です。
メリット
- 未経験OK
- 実技は慣れれば十分対応可能
- 求人票に「歓迎資格」として記載されていることが多い
注意点
- 実技試験は工具を使う
- 手先の器用さが求められる
→ ただし、筋力はほぼ不要です(訓練校でも女性が試験で不利になるということはありませんでした)。
【第二種電気工事士の勉強方法はこちら👇】

STEP2:危険物乙4(短期間で取得しやすい)
女性に向いている理由
- 暗記中心
- 実務で重い作業はほぼなし
- 試験日程が多い
乙4は、
「資格勉強に慣れる」「成功体験を積む」
という意味でもおすすめです。
現場での位置づけ
- 燃料管理
- 貯蔵タンクの管理
- 点検補助
直接触る作業が少ない現場も多いため、
女性ビルメンでも扱いやすい資格です。
【危険物乙4類の勉強方法はこちら👇】

STEP3:ボイラー・冷凍機械は慎重に
ここは人によって分かれます。
ボイラー・冷凍機械の特徴
- 夜勤・宿直が絡む現場が多い(夜勤・宿直は人によって合う合わないが分かれる)
- 覚える量が多い(実務で覚えるとなると結構奥が深い。筆記試験はそこまで難易度は高くない)
- 現場によっては必須
女性の場合の考え方
- 無理に最初から取らなくてもいい
- 就職後、必要になってから検討でもOK
- 日勤希望なら優先度は下げても問題なし
「ビルメン四点セットを揃えること」自体が目的ではありません。
【2級ボイラー技士の勉強方法はこちら👇】

STEP4:資格より大事な「求人の見極め方」
女性ビルメンにとって、
資格よりも重要なのがここです。
求人票で見るべきポイント
- 日勤のみか
- 宿直・夜勤の有無
- 常駐 or 巡回
- 女性在籍実績
- トイレ・更衣室の環境
注意したい表現
- 「体力に自信のある方歓迎」
- 「少人数で回しています」
- 「緊急対応あり」
これらは必ずしもNGではありませんが、
女性の場合は事前確認が必須です。
よくある誤解:「四点セットがあれば安泰?」
答えは NO です。
- 資格はあくまで入口
- 現場環境で差が大きい
- 継続できるかが最重要
特に女性の場合は、
「続けられる現場かどうか」を最優先してください。
ビルメン四点セットはないよりはあった方がいいと思いますが、あれば尚可という程度だと思います。
資格取得後もさらに上位資格を取得していくなどの努力が求められます。
まとめ:女性ビルメンは「戦略」で決まる
女性がビルメンを目指す場合、
- 全部やろうとしない
- 無理に夜勤に入らない
- 資格は取捨選択する
この考え方がとても重要です。
ビルメン四点セットは
ゴールではなく、選択肢を広げるための道具。
自分に合った働き方を選ぶための材料として、
一つずつ積み上げていけば十分です。
※本記事は特定の求人・講座・資格取得を強く推奨するものではありません。
働き方・資格選択は、ご自身の状況に合わせて慎重に判断してください。
次に読むおすすめ記事はこちら👇
- ビルメン四点セットとは?それぞれの難易度と役割

- 女性でも取りやすい資格を検討するなら(資格取得ガイド)

- 職業訓練校でビルメンを目指すなら(職業訓練ガイド)

- 【資格別】教材・参考書・工具まとめ

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