「ビルメンを目指したいけれど、何から始めればいいのか分からない」
「未経験・資格なしでも本当に行けるのか不安」
そう感じている人は多いと思います。
実は私自身、当初はビルメンを目指して就職活動をしており、実際に内定もいただいています。
その時点で、特別な経験があったわけでも、突出したスキルがあったわけでもありません。
客観的に見ても、いわゆる「優秀な人材」ではなかったと思います。
参考までに、その時に持っていた資格は
第二種電気工事士・危険物乙4・2級ボイラー技士。
いわゆるビルメン四点セットの一部です。
正直、これらの資格は「難関資格」というほどのものではありませんし、
資格だけで評価されるものでもありません。
では、なぜ内定につながったのか。
振り返ってみて感じるのは、就職活動を早めに、主体的に動いていたこと。
これが一番大きかったと思います。
訓練校からビルメンにつながる人/つながらない人の違い
職業訓練校に通っていると、同じ環境でも結果が分かれることがあります。
その違いは、能力よりも「期間の使い方」にあります。
つながりやすい人の特徴
- 訓練校を「ゴール」だと思っていない
- 授業+自主学習を並行している
- 資格を1つでも並行取得している
- 就職活動を早めに始めている(最重要)
つながりにくい人の特徴
- 訓練校に通えば何とかなると思っている
- 資格勉強だけを優先してしまう
- 求人を見るのが終盤
- 夜勤・シフトを最初から完全に拒否している
訓練校はあくまで土台作りの期間です。
ビルメンに行けるかどうかは、「在学中にどれだけ就職活動と向き合ったか」で決まるケースが多いと感じています。
資格はどう考えるべきか?(ビルメン四点セットとの関係)
よく言われる「ビルメン四点セット」は以下の4つです。
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
ただし、訓練校在学中にすべて揃える必要はありません。
現実的には、
- 第二種電気工事士だけを持っている
- 残りは「勉強中」「これから取得予定」
という状態でも、求人に応募できるケースはあります。
重要なのは
「資格を揃えてから応募」ではなく
「応募しながら積み上げる」
という考え方です。
資格の勉強は、働きながらでも続けられます。
一方で、訓練校在籍中に就職活動ができるのは、その期間だけです。
卒業後よりも、在籍中の方が難易度は明らかに低い。
だからこそ、早めに動く方が合理的だと感じています。
ビルメン求人は「応募のため」ではなく「情報収集用」として使う
就職活動を進めるうえで、まず必要になるのは 求人情報そのもの です。
どんな仕事があり、どんな条件で募集されているのか。
この全体像を知らないままでは、判断そのものができません。
職業訓練校では、書類選考が免除される求人 を紹介してもらえるケースがあります。
私自身も当時は、この「書類選考免除求人」のみを利用して就職活動を進めました。
結果として内定は得られましたが、今振り返ると、
- 訓練校経由の求人
- 一般・専門転職サービス経由の求人
この 両方を並行して見ておくべきだった と感じています。
理由はシンプルで、
求人の「量」と「比較材料」が増えるからです。
訓練校求人 × 転職サービスの「ハイブリッド型」が合理的
訓練校の求人には、
- 未経験前提の募集が多い
- 学歴や職歴で弾かれにくい
- 学校側の信頼がある
といったメリットがあります。
一方で、数や条件の幅は限られがちです。
そこでおすすめなのが、
- 訓練校の書類選考免除求人を活用しつつ
- 外部の転職サービスでも求人情報を集める
という ハイブリッド型の就職活動 です。
実際、就職活動で最も重要なのは
「どこに応募するか」よりも
「どんな求人が世の中にあるかを把握しているか」 です。
転職サービスは「応募前提」ではなく、まずは情報収集でいい
ビルメンの求人は、一般的な求人サイトにも掲載されています。
ただし、
- 夜勤の有無
- シフト形態
- 勤務地の実情
- 資格がどこまで評価されるか
といった点は、
設備系に強い転職サービスの方が整理されている ことも少なくありません。
そのため、
いきなり応募するため
ではなく、
「情報収集用」として登録する
という使い方でも十分意味があります。
当ブログの「エージェント比較表」で紹介しているような
1〜2社に絞って登録し、
求人を眺めながら相場感を掴むだけでも、就職活動はかなり進めやすくなります。

求人情報を持っている人ほど、就職活動は楽になる
訓練校の求人だけを見るか、
外部の求人も含めて比較するか。
この違いだけで、
- 条件の良し悪しが判断できる
- 面接での受け答えに余裕が出る
- 「ここがダメなら次」という選択肢を持てる
ようになります。
ビルメン求人は、
「今すぐ応募するためのもの」ではなく、
「判断材料を集めるためのもの」 と考える。
そのくらいの距離感で使う方が、
訓練校ルートとも相性が良く、失敗しにくいと感じています。
資格教材・通信講座は「保険」として考える
職業訓練校に通えば、必ず資格が取得できる──
そう思われがちですが、実際にはそうとは限りません。
訓練校はあくまで「学ぶ環境」を提供する場であり、
資格取得そのものを保証する制度ではないからです。
特に、ビルメン系の職業訓練校でよく関係する資格としては、
- 第二種電気工事士
- 危険物取扱者乙種4類
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
いわゆる「ビルメン4点セット」がありますが、
在校期間中にすべてを取得する必要はありません。
現実的な考え方は「独学が基本+補助輪」
資格取得については、
独学を基本にしつつ、必要に応じて教材や通信講座を使う
という考え方が、最も現実的です。
特にビルメンを目指す訓練校では、
第二種電気工事士を中心にカリキュラムが組まれていることが多く、
- 在校中は「電工二種」を最優先
- 余力があれば、乙4・ボイラーなどを並行
- 難しければ「勉強中」でも問題ない
という進め方でも、就職活動上は十分に通用するケースがあります。
在校中か、入校前か。準備のタイミングを考える
資格取得のタイミングについては、
- 入校前から基礎学習を始める
- 在校中に本格的に対策する
- 卒業後、働きながら取得する
いずれが正解というわけではありません。
ただし、在校期間は時間が確保しやすいというメリットがあるため、
第二種電気工事士については、在校中の取得を目標にする人が多い印象です。
一方で、その他の資格については、
- 在校中は概要理解にとどめる
- 卒業後に計画的に取得する
という選択も十分に現実的です。
教材・通信講座は「時間と不安を減らすための保険」
私自身、資格勉強は基本的に独学を軸に進めてきました。
ただし、
- 勉強の進め方が分からない
- 試験範囲がつかめない
- 限られた時間で効率よく進めたい
こうした状況では、教材や通信講座を「保険」として使うのは、
社会人にとって合理的な選択だと感じています。
必ずしも「講座を使わなければ合格できない」という話ではありません。
あくまで、
独学を前提に、不安や時間ロスを減らすための選択肢
として捉えるのが、無理のない使い方です。
教材選びは「自分の状況」に合わせて
資格教材や通信講座にも、それぞれ特徴があります。
- テキスト中心が合う人
- 動画講義の方が理解しやすい人
- 過去問演習を重視したい人
向き・不向きは人それぞれです。
そのため、教材選びについては
別記事で詳しく整理していますので、必要に応じて参考にしてください。
- 【資格別】教材・参考書・工具のまとめはこちら👇

注意点|訓練校ルートの誤解されやすい点
最後に、あえて冷静な注意点も書いておきます。
- 訓練校=就職保証ではない
- ビルメン=楽な仕事ではない
- 配属・現場による差が大きい
まとめ|訓練校は「人生を立て直す通過点」
職業訓練校からビルメンを目指すルートは、
- 未経験
- 年齢が高め
- キャリアに自信がない
そんな人にとって、現実的でリスクの低い再スタートルートです。
ただし大切なのは、
- 方向性を間違えないこと
- 積み上げを止めないこと
- 訓練校を「準備期間」と割り切ること
ビルメンはゴールではなく、
次の選択肢を広げるための立ち位置でもあります。
※公的制度(職業訓練・給付金・手当等)は、法改正や自治体判断により内容が変更される場合があります。
※必ずハローワーク・自治体・公式窓口で最新情報をご確認ください。
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🔗 次に読む記事はこちら👇
【未経験・30代からの設備系キャリア設計】

【ビルメン四点セットとは?資格の意味・役割・取得順について】

【女性のためのビルメン四点セットロードマップ】

【職業訓練校の選び方(失敗しないポイント)】

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