公務員|区分(事務・技術・経験者・業務職)の違いと選び方― 自分に合った入口を選ぶことが、遠回りしないコツ ―

公務員試験を調べ始めると、
「事務職」「技術職」「経験者採用」「業務職」など、さまざまな区分が出てきて混乱する人も多いと思います

「結局どれを選べばいいのか分からない」
「どれが有利・不利なのか知りたい」

そう感じるのは自然なことです。

ただし、最初に押さえておきたいのは、
どの区分が“正解”かではなく、「自分の状況に合っているかどうか」が重要だという点です。

ここでは、それぞれの区分の特徴と、現実的な選び方を整理します。


目次

① 事務職|王道だが、競争は激しめ


事務職は、最も一般的にイメージされる公務員像です。

特徴

  • 配属先が幅広い(企画・総務・税務・福祉など)
  • 異動を通じて行政全般を経験できる
  • 将来的な管理職ルートにつながりやすい

注意点

  • 志望者が多く、倍率が高くなりやすい
  • 教養・専門・論文・面接と対策範囲が広い
  • 独学だと情報整理に時間がかかる場合もある

👉 時間に余裕があり、幅広い行政分野に興味がある人向けです。


② 技術職|専門性が武器になる現実的ルート

電気・土木・建築・機械などの技術職は、
事務職に比べて競争が緩やかになりやすいのが特徴です。

特徴

  • 専門分野が明確
  • 実務と資格が評価されやすい
  • 配属後の仕事内容が比較的イメージしやすい

注意点

  • 募集人数が自治体ごとに少ない場合がある
  • 出題範囲が自治体によって異なる

👉 資格や技術を積み上げたい人、専門分野を持ちたい人向けです。

※技術職の場合、
「通信講座で専門対策をする」よりも、
資格学習+過去問分析を軸にする方が合理的なケースが多いです。


③ 経験者採用|社会人には現実的な選択肢

近年増えているのが、民間経験を前提とした経験者採用です。

特徴

  • 年齢上限が高め
  • 社会人経験を評価されやすい
  • 論文・面接重視の傾向

注意点

  • 自治体ごとに評価基準が異なる
  • 面接対策が特に重要になる

👉 30代以降・社会人経験を活かしたい人向け。

この区分では、
筆記対策は独学でも可能ですが、
論文・面接だけ第三者視点を借りるという使い方は、
時間効率の面で合理的な場合があります。

(※通信講座や添削サービスは「補助輪」として検討する、という位置づけがおすすめです)


④ 業務職|自治体によっては“次の道”がある



業務職(技能労務職・現業職)は、
ごみ収集・施設管理・給食・用務など、
現場に近い仕事を担う職種です。

特徴

  • 採用試験の難易度が比較的低め
  • 地域密着で働ける
  • 体を動かす仕事が多い

注意点(重要)

  • 自治体によってキャリアパスが大きく異なる
  • 行政職(事務職)へステップアップできる自治体もあるが、
    内部試験・年齢制限・在職年数など条件付きの場合が多い
  • 募集自体が少ない
  • 行政職(事務職・技術職・経験者)と比べると、給与が低いことが多い

👉「業務職から将来的に行政職へ行きたい」と考えている場合は、
必ず自治体の制度を事前に確認することが必須です。

この確認をせずに入庁すると、
「思っていたキャリアと違った」というズレが生じやすくなります。


区分選びで一番大切な考え方

公務員試験で失敗しやすいのは、
「なんとなく一番有名な区分を選ぶ」ことです。

大切なのは👇

  • 今の年齢
  • 社会人経験の有無
  • 勉強に使える時間
  • 将来どうなりたいか

これらを踏まえて、
一番“無理のない入口”を選ぶことです。


情報収集のすすめ

区分ごとの違いは、
ネット記事だけでは分かりにくいこともあります。

そのため、

  • 自治体公式サイト
  • 募集要項
  • 説明会
  • 過去の合格者の体験談

を複数確認するのがおすすめです。

また、
「独学が基本だが、不安な部分だけ補いたい」場合は、
資料請求や無料説明を“情報収集目的”で使うのも一つの方法です。

※申込みを前提とせず、「自分の判断材料を増やす」目的で活用するのがポイントです。


まとめ|区分は“スタート地点”にすぎない

  • 事務職が正解、技術職が不正解ということはない
  • 業務職にも、自治体次第で道はある
  • 経験者採用は、社会人にとって現実的な選択肢

公務員のキャリアは、
どこから入るかより、入ってからどう動くかで決まります。

だからこそ、
最初の区分選びは「背伸び」ではなく、
現実的に続けられる選択をすることが大切です。

※試験制度・区分・昇格条件は、自治体・年度により変更される場合があります。
※必ず最新の募集要項・公式情報をご確認ください。



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この記事を書いた人

現役公務員として働きながら、資産形成やキャリア形成について発信中。30代で職業訓練校を経て公務員へ転職した実体験から、「遅く始めても人生は変えられる」をテーマに、勉強法やお金の知識、安定した収入を活かした堅実な資産づくりをわかりやすく紹介しています。

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