公務員試験で最も多くの受験生を悩ませるのが「数的処理」。その上、問題の配分も多い。
苦手意識を持っている人は非常に多く、「どうやっても点数が伸びない」と感じていませんか?
数的処理には多少のセンスが必要だと思いますが、合格レベルに達する程度であれば、「解答パターン」を覚えることで対応することができます。
そして、最も効果的な学び方は「朝にやること」。仕事後につかれている状態でやるよりも、脳がフレッシュな状態で、朝に問題に取り組む方が解きやすいです。
この記事では、数的処理が苦手な人に向けて、
無理せず成果を出すための“習慣化勉強法”を紹介します。
まずは「パターンを覚える」ことから始めよう
数的処理は、ひらめきが必要な問題に見えて、
実際はパターン暗記で解ける部分が多いです。
判断推理・数的推理・空間把握・資料解釈は、
繰り返し出題される形式がある程度は決まっているため、
「考える前に手が動く」状態まで練習することが重要です。
ただし、暗記して終わりではありません。
覚えた後に、“実際に解く練習”を積むことで本番に対応できるようになります。解答方法は分からなくても、問題の条件を書きながら整理して書いていると解法パターンが思いついたりすることもあります。
公務員試験の本番では誰でも緊張します。
その状態では自分の実力をフルに発揮することは難しいです。本番で実力以上の力が発揮できると考えてはいけません。
パターンを体で覚えていなければ、緊張の中で思考が止まってしまいます。なので手が勝手に動くレベルになるまで練習しておく必要があります。
数的処理は「朝」がベストタイム
数的処理を勉強する時間帯、あなたは意識していますか?
仕事や学校が終わった夜に問題を解いても、疲れて集中力が続きません。そうなると解ける問題数も減り、勉強が捗りにくくなります。
数的処理は一見シンプルでも、論理的思考と集中力を使う脳のエネルギーが必要です。
私の経験上、数的処理の勉強は朝の時間帯が最も効率的です。
脳がリフレッシュしており、情報処理の速度が速いからです。起きた直後であれば、脳は疲れていませんので、勉強は捗ります。結果として、解ける問題量も増えていきます。
夜に勉強するなら、小論文のように“考え方をまとめる”科目の方が向いています。
小論文は負荷が少ない科目なので、疲れていても進めやすいです。数的処理のような思考を必要としないのでその分、気分的にも楽です。
毎日の習慣に「1問ルール」を導入する
大切なのは、“長く続けられる勉強習慣を作ること”です。
いきなり2時間・3時間と気合を入れるよりも、とりあえず最初は「毎日1問だけ」の方が継続しやすく、結果として習慣となり、勉強量が増えていけば大きな差になります。
これは私が公務員予備校で教わり、実際に効果を感じた方法です。
具体的には、次のような「1日3ステップ」が理想です。
| 時間帯 | 内容 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 朝 | 数的処理を1問解く | 〜10分 |
| 昼休み | 資料解釈を1問だけ演習 | 〜10分 |
| 夜 / 通勤時 | 小論文を15分読み返す | 15分 |
合計しても 1日40分前後。
最終的に平日は2~3時間程を目指していけば良いと思います。仮に2時間(120分)なら、朝20分・昼10分・通勤時間30分・夜60分です。細切れの時間を使うことで勉強時間は分散されますが、全体量としては結構な勉強時間を確保しています。
この程度なら、どれだけ忙しくても“続けられる負担”ではないでしょうか。休日はもう少し勉強時間を増やすなどして勉強をしていけば良いと思います。
なぜ「1問」で良いのか?
理由はシンプルで、数的処理は満点を狙う科目ではないからです。
公務員試験は総合点で評価されるため、数的処理で高得点を取る必要はありません。
合格ラインは「全体の半分程度」取れれば十分です。
特に社会人受験生は、仕事や家事で学習時間が限られています。
そのため、時間をかける科目を絞り、負担なく継続できる形にすることが勝ち筋になります。
そこで効果的なのが「毎日1問」だけでも解く習慣です。
1問ずつ解くことで、
- 問題の“型”
- 考え方の流れ
- 解法のパターン
が少しずつ身につきます。
この積み重ねによって、本番で緊張しても手が止まらない状態が作られます。
実際、私自身も数的処理は半分ほどしか解けませんでしたが、筆記試験は問題なく通過できました。
当時は今より受験者が多く、より努力が必要な時期でしたが、それでも「半分」で十分だったということです。
また、公務員予備校に通っていたとき、講師もこう言っていました。
「数的処理は半分取れれば御の字。本番で満点はまず無理。」
時間制限がある試験では、深追いしないことも実力です。
つまり、数的処理は“完璧より継続”が合格の鍵です。
毎日1問。
それだけで、確実に前に進めます。
ポイントは「完璧を目指さないこと」
- できない日があってもOK
- 解けなかった問題は“解法を考えながら写して覚える”でOK(私も最初は分からなかったのですぐに解答をみていました)
- じっくり考えすぎない(1問10分ルール)※本番では一問あたりに割ける時間は5分もありません。
目的は「続ける習慣」 を作ることです。
まとめ
数的処理が苦手な人ほど、
朝1問 → 昼1問 → 夜15分復習
このリズムを1週間だけ続けてみてください。
思っている以上に、勉強が生活に溶け込んでいきます。
そして、習慣ができ、勉強時間が増えていけば、筆記試験の通過が近くなります。
勉強の記録はアプリで“見える化”する
勉強を続けるコツは、成果を“目に見える形で残す”ことです。
特に社会人や忙しい人ほど、勉強時間を記録するとやる気が持続します。モチベーションの維持に大切です。
私のおすすめは「Studyplus」などの学習管理アプリ。
勉強時間を可視化するだけで、「今日も続けた」という達成感が得られます。
また、スマホのタイマーで「1問10分」など短時間で区切ると、
集中力が続き、効率的に勉強が進みます。ただし、本番では一問あたりに割ける時間は5分もありませんので、自分の中で●分までに解けなかったら次の問題に進むとか、解答を確認するとか決めておく事を勧めます。
数的処理は“得意ではなく慣れ”で克服できる
多くの人が勘違いしていますが、
数的処理は「数学が得意な人だけが解ける」わけではありません。
必要なのは、“慣れ”と“パターン理解”です。
毎日1問でも触れていれば、問題を見た瞬間に解法が浮かぶようになります。すぐには浮かばなくても手を動かしていたら分かってくることもあります。
それが“ひらめき力”の正体です。
まとめ:苦手な人ほど「朝に1問」から始めよう
数的処理が苦手な人ほど、まずは朝の時間を味方にすること。
- 朝に数的1問
- 昼に資料解釈1問
- 夜に小論文を15分
このサイクルを1週間続ければ、「勉強する習慣」が自然に身につきます。
満点を狙う必要はありません。
半分取れれば十分、合格レベルです。
数的処理はセンスではなく、毎日の積み重ねで必ず伸びます。最初は少ない時間から勉強を開始しても大丈夫です。継続していくことが大切です。
今日の1問が、あなたの合格への一歩です。
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