職業訓練校で失敗する人の特徴2選|資格だけでは就職できない理由

職業訓練校は、再就職やキャリアチェンジを目指す人にとって非常に心強い制度です。
失業保険を受け取りながらスキルを学べるという点では、これほど恵まれた学びの場は他にありません。

しかし、実際に通ってみると「訓練校に通っても就職できなかった」「資格を取ったのに仕事が見つからない」という声も少なくありません。
私自身、1年間訓練校に通い、多くの同期の就職活動を見てきましたが、うまくいく人とそうでない人の差は明確でした。

ここでは、訓練校で特に多かった“失敗パターン”を2つに絞って紹介します。
これから通う人、通学中の人は、同じ落とし穴にはまらないよう意識してみてください。


目次

パターン① 資格取得を「目的化」してしまう

職業訓練校で最も多いのが、「資格さえ取れれば就職できる」と思い込むパターンです。このタイプは多いです。
確かに資格は武器になりますが、資格=内定ではありません。

採用担当者が見ているのは、資格の“数”ではなく「入った後も伸びしろがあるか」「組織に入って他の人たちと上手くやっていけるか」「しっかりと仕事はできるのか」だと思います。資格うんぬんは二の次です。
つまり、資格はゴールではなくただの“きっかけづくり”です。


資格勉強ばかりに集中して「行動」が止まる

訓練校では資格の勉強に集中する人が多く、就職活動を後回しにしてしまうケースが目立ちます。
「資格を取ってから動く」という考え方では、企業の採用時期を逃してしまうことも珍しくありません。企業側が求職者側に合わせるのではなく、求職者側が企業側に合わせなければなりません。

私が通っていたときも、資格試験に合格したものの、採用活動のピークを逃して就職に苦戦していた人がいました。そうなると条件の良いところは残っていません。知らず知らずのうちに短期離職に繋がる道を選んでしまいます。
訓練校のカリキュラムは期間が限られているため、資格勉強と就職活動を並行して進める意識が欠かせません。場合によっては就職活動を優先に考えて行動しなければなりません。


「資格=安心感」になっていないか?

資格の勉強に夢中になる人ほど、「資格を取ることで安心したい」という心理が働いています。
頑張っている“気分”にはなれますが、資格を取っても現実は変わりません。
実際に企業に応募し、面接を受けて行動を積み重ねなければ何も起きないのです。

資格は“武器”であっても“盾”にはなりません。
行動を先延ばしにしてしまう人ほど、訓練が終わった後に「何も変わっていない」と気づくのではないでしょうか。


パターン② 就職活動に「受け身」になる

もう一つの典型的な失敗が、就職活動を“受け身”で進めてしまうことです。
私が訓練校に通っていたときも、8割以上の人がこのパターンでした。

「学校が求人を紹介してくれる」「先生が面接対策をしてくれる」と考えている人は多いですが、
最終的に企業に応募し、面接を受けるのは自分自身です。


面接は「準備した人」が勝つ

受け身でいる人ほど、面接の準備を軽視します。
企業研究もせず、自己PRも曖昧なまま面接を受ける——。
これでは採用担当者に「やる気がない」「受け身な人」という印象を与えてしまいます。

一方、事前に質問を想定して答えを整理し、企業HPをチェックしていた人は確実に評価されていました。
完璧に話せる必要はありません。
重要なのは、「きちんと準備してきた」姿勢が伝わるかどうかです。


「なんとかなる」は危険な思考

訓練校の就職支援担当者は親切ですが、「全て任せきり」では限界があります。
求人の紹介や面接練習はあくまでサポートであり、最終的に結果を左右するのは自分の行動量です。

特に、面接練習を軽視する人は本番で苦戦します。年齢が若くても、資格を保有していても、問答無用で落とされます。
また面接は「暗記」ではなく「会話」です。
受け答えが不自然でも、自分の言葉で真剣に話す姿勢が伝われば、印象は大きく変わります。「暗記」で対応しようとする人がいますが、会話にテンプレートを当てはめたような会話になって、知らず知らずに的外れなことを言っている可能性があります。応用が効かないで話しているからです。


成功する人の共通点は「行動力」

資格取得を目的化せず、受け身にならず、自分から動く人が最終的に結果を出します。

私が職業訓練校で出会った中で、早期に内定を得た人の共通点は「行動が早い」ことでした。
訓練校のカリキュラムが始まってすぐに求人を調べ、履歴書をブラッシュアップし、面接練習を自主的に始めていました。

就職活動に使った時間は、資格勉強ほど多くなくても構いません。
1日1〜2時間、企業研究や面接練習を継続するだけで十分効果があります。
集中してやれば、2〜3か月で結果になるものです。


行動力が「差」になる

資格試験の勉強は誰でもできますが、行動するかどうかは性格が出ます。
そして、行動した人だけが結果を手にします。

訓練校で得たスキルを“どう活かすか”を考え、主体的に、適切なタイミングで動く
それが、訓練校を「通っただけ」で終わらせない最大のポイントです。

「まだ準備ができていない」と思って動けない人も多いですが、
完璧な準備など存在しません。行動しながら修正すれば良いのです。面接も最初は完ぺきではなくても、何度も実践を重ねればブラッシュアップしていきます。


まとめ|資格より「行動」、受け身より「主体性」

職業訓練校で失敗する人の特徴は、2つに絞られます。

  • 資格取得を目的化して、行動を止めてしまう人
  • 就職活動を受け身で進め、主体性を欠いてしまう人

一方で、うまくいく人の共通点はただ一つ。
「適切な時期」に「行動する」ことです。

資格は武器になりますが、それだけで就職はできません。
資格を取るだけで満足せず、その先の一歩を踏み出す人ほど、安定した本業の基盤を築いて、人生を変えています。

訓練校は「再スタートの場」です。
資格取得はその通過点にすぎません。


【資格が取れない場合の失業保険について】

【就職活動に関して】

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この記事を書いた人

現役公務員として働きながら、資産形成やキャリア形成について発信中。30代で職業訓練校を経て公務員へ転職した実体験から、「遅く始めても人生は変えられる」をテーマに、勉強法やお金の知識、安定した収入を活かした堅実な資産づくりをわかりやすく紹介しています。

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