「職業訓練校に通えば、本当に就職できるの?」
これは多くの人が抱く率直な疑問だと思います。
私自身も、入校前は「訓練校に行っても意味があるのか」と半信半疑でした。
しかし、実際に1年間通ってみて感じたのは——
行動すれば、就職は十分可能だということです。
実際、私は職業訓練校で学んだ知識と資格を活かし、4社から内定を得ることができました。
ただし、年齢・コース内容・行動量によって難易度は大きく変わるのが現実です。
この記事では、年齢別の就職傾向と、訓練校からの就職を成功させるための具体的なコツを解説します。
年齢別に見る「就職の壁」|ブルーカラー職を中心に解説
職業訓練校の就職先は、電気・機械・製造・建築などのブルーカラー職が中心です。
この分野では、年齢が採用のハードルに影響することがあります。
以下は、私が訓練校で感じた“年齢別のリアルな就職傾向”です。
| 年齢層 | 就職のしやすさ | 傾向・ポイント |
|---|---|---|
| 〜22歳 | ◎ | 年齢制限なし。未経験でも伸びしろ重視で採用されやすい。 |
| 23〜29歳 | ○ | 若手枠として積極採用。資格よりも人柄や意欲が評価される。 |
| 30〜34歳 | △ | 未経験採用のボーダーライン。資格+行動力がカギ。 |
| 35歳以上 | ▲ | 未経験では厳しいが、資格や職歴があれば十分チャンスあり。 |
特に30代以降になると、
「経験がある人を優先したい」という企業が増えるのも事実です。
ただし、人手不足の業界(電気・製造・介護など)では年齢よりも「やる気」「誠実さ」が重視されます。
つまり、年齢より“行動量”で勝負できる環境がまだ日本には残っています。
※上記は私が職業訓練校に通っていた時期(10年近く前)であり、現在の人手不足を考慮すれば、もう少し緩くなる可能性もあります。一つの目安として参考にしてください。
職業訓練校での就職活動のリアル
私が通っていた訓練校では、ほとんどの人が資格取得を最優先にしていました。
もちろんそれ自体は悪くありませんが、
実際に早期に内定を勝ち取っていたのは、資格よりも“行動していた人”でした。
私自身、訓練中に公務員試験を受けつつ、9月から本格的に就職活動を開始。
結果として、5社中4社から内定を獲得できました。
特別なスキルがあったわけでも、能力が高かったわけでもありません。
違ったのは、「就職活動を徹底的に準備した」という点だけです。
多くの受講生は「資格を取得してから考えよう」と先延ばしにしますが、
それでは企業の採用時期を逃してしまいます。
職業訓練校の支援担当者もサポートしてくれますが、
あくまで主体的に動くことが前提。
就職活動の主役は自分自身です。
就職活動は“コスパ最強の投資”
私は「就職活動はコスパの良い自己投資」だと感じています。
なぜなら、”会社の制度”や”上司”を自分の能力で変えることはできませんが、
自分の判断で会社や環境を選ぶことができるからです。
職業訓練校を経て就職するときは、次の3つの条件を意識しましょう。
- 残業時間や休日数などの労働環境
- 賞与・昇給・福利厚生などの待遇面
- 将来的に資格や経験が活かせる成長環境
こうした条件を丁寧に確認するだけで、働きやすさは大きく変わります。
逆に、「とりあえず就職できればいい」と妥協してしまうと、
短期離職や再転職のループに陥る可能性が高くなります(私が見ている限りそうなっています)。
就職活動は時間がかかるように見えてかかりません(時期を誤らなければ)。
長期的に見れば最も費用対効果の高い投資です。
短期集中が結果を出すカギ
私が就職活動を始めたのは、訓練後半の9月(就職活動の解禁が9月でした)。
そこから約3か月で内定を得ました。
このとき意識したのは「短期集中で一気に動く」ことです。
ダラダラと情報を集め続けても、時間だけが過ぎてしまいます。
就職活動は“短時間で集中して行うこと”が重要です。
具体的に行ったことは以下の通りです。
- 職業訓練校にある求人をフィルターにかける
- 書類選考免除に応募する
- 企業分析をする
- 想定質問をまとめて面接練習を繰り返す
- 訓練校の講師に履歴書・職務経歴書の添削を依頼 等
上記のことを、2〜3か月間で50〜100時間ほどを就職活動に投入しました。
この「わずかな投資」が、安定した今のキャリアや生活基盤につながっています。
年齢が上がるほど、業界選びが勝負を分ける
特に30代後半以降では、「業界選び」が就職成功の決め手になると思います。
需要の少ない人気職種(例:事務・デザイン・企画職)を狙うと競争率が高く、
未経験ではなかなか採用されません。
一方、電気・設備・製造・介護などの需要が高い業界では、
年齢を理由に断られるケースは少なくなります。
「やりたい仕事」よりも「できる仕事」「需要>供給の仕事」を選ぶことが、
再スタートを切るうえでの現実的な戦略です。
職業訓練校で学ぶとしたら、この“需要>供給”の領域がおすすめです。
これを理解して選ぶだけでも、就職成功率は大きく変わります。
「やりたい仕事」よりも「できる仕事」「需要>供給の仕事」を選ぶのは人によっては面白くないと思うかもしれませんが、人生を好転させることを優先的に考えれば、戦略の一つであると思います。
まとめ|「就職できるか」ではなく「どれだけ動けるか」
職業訓練校を経て就職できるかどうかは、
スキルよりも行動力と目的意識に左右されます。職業訓練校時に取得できるような資格には基本的に難関資格はありません。資格は二の次で、ただの”きっかけ”です。
「資格があるから」「若いから」ではなく、
「本気で動いた人」が結果を出しています。
そしてもう一つ大切なのは、
完璧な職場を最初から求めすぎないことです。
再スタートの目的は「一歩を踏み出すこと」であり、
そこからキャリアを積み上げていく中で理想に近づいていけばいいのです。
職業訓練校は、ただの学校ではありません。
行動次第で、人生を再設計できる現実的なチャンスの場所です。
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