「宅建(宅地建物取引士)」に初挑戦したとき、私はあっさりと不合格になりました。
結果は27点。合格ラインに遠く及ばず、正直かなりショックでした。
しかし今振り返ると、この“失敗”こそが合格への大きなきっかけだったと思います。
同じように1回目で不合格だった方、あるいは「これから勉強を始めようか迷っている」方に向けて、私の実体験を共有します。
通信講座に頼って大失敗した|「有名=安心」と思い込んだ落とし穴
最初の受験では、通信教育を利用していました。
そこそこ名前を聞いたことのある会社で、「合格率が高い」「初心者でも安心」といったキャッチコピーを見て申し込みました。会社の宣伝文句として、合格率ナンバーワンとありました(実際は分かりませんが)。
教材は送られてきたものの、正直言って中身は薄く、説明もわかりにくい。
過去問演習も少なく、「本当にこれで大丈夫なのか?」という不安を感じながらも、当時の私は「あれだけ宣伝している講座だから大丈夫だろう」と楽観していました。
結果、試験に落ちました。
「自分に合わない講座を選んでしまった」ことが最大の失敗です(正直、質も悪かった)。
通信講座は講師の質・教材のレベル・サポート内容で雲泥の差があります。
「有名だから」「安いから」という理由で選ぶと、私のように1年を無駄にしてしまう可能性があります。
準備不足と過信|100時間の勉強では足りなかった
振り返ると、通信講座のせいだけではありません。
最大の敗因は「自分の準備不足」と「根拠のない自信」でした。
私が1回目の試験に費やした勉強時間は、おそらく100時間程度。
通勤中や休日に少し勉強するくらいで、「ある程度やれば何とかなるだろう」と思っていました。
でも、宅建試験はそんなに甘くありません。
範囲が広く、単なる暗記だけでは解けない問題も多い。
特に「権利関係」や「法令上の制限」は、一度理解を誤ると連鎖的に間違えるリスクがあります。
今思えば、「勉強した気になっていた」だけでした。ただこの教材を使用して勉強時間を積み重ねても合格したかは分からないです。
不合格がもたらした虚しさと悔しさ
試験の自己採点をしたとき、現実を突きつけられました。
27点。合格点には遠く及ばない。自己採点していもかすりもしない。
それを見た瞬間、胸の奥がズーンと重くなったのを今でも覚えています。
「自分なりに頑張ったのに、ダメだったんだ…(圧倒的に勉強時間は少ないが)」
そう感じたときの虚しさと悔しさは、言葉になりません。
さらに追い打ちをかけるように、周りからは「宅建は簡単って聞いたけど?」という言葉。
本当に悔しかったです。
テキストを閉じ、数週間は勉強する気力もなくなりました。
ただ、不思議なもので、時間が経つにつれて「このまま終わりたくない」という気持ちが湧いてきました。
そして2回目の受験を決意しました。
不合格を経て気づいた“本気でやる意味”
1回落ちて気づいたのは、「宅建は、適切な教材を使用しないと合格しない」ということ。
宅建は難関資格ではありますが、勉強量と質を確保すれば、誰でも手が届く資格です。
私が1回目に落ちた理由は、単純に「努力の量と教材の中身が足りなかった」だけ。
過去問も満足にできていませんでした。
2回目は、勉強法を根本から変えました。
通信教育をやめ、LECの「出る順」シリーズで独学に切り替え。
過去問を徹底的にやり込み、間違えた問題は必ず解説をノートにまとめました。
その結果、2回目の試験では合格点以上を取り、無事に合格できました。
「1回落ちたからこそ、本気になれた」と今では心から思います。
不合格を経験して分かった3つの教訓
私が身をもって学んだ教訓は、次の3つです。
① 教材は“安さ”より“信頼性”で選ぶ
「安い」「有名」という理由で選ぶと失敗します。
講座を比較するときは、口コミや合格者の声、実際の教材サンプルをチェックしましょう。
今の時代、YouTubeで講師の話し方や内容の質も確認できます。
② 勉強時間を「確保」ではなく「仕組み化」する
「時間を作る」ではなく、「毎日やる仕組み」を作ること。
私は2回目の受験時、朝の通勤前に30分・夜に1時間というペースをルール化しました。
それだけでも1カ月で45時間、半年で270時間に到達します。
③ 「なぜ間違えたか」を理解する
宅建は過去問の反復が重要ですが、単に正解を覚えるだけでは意味がありません。
「なぜ間違えたのか」「何を勘違いしたのか」を分析することで、記憶が定着します。
1問を深く理解するほうが、10問を浅くこなすより効果的です。
1回目で不合格になった人へ伝えたいこと
1回目で落ちたとき、私は恥ずかしくて誰にも言えませんでした。
でも今は、あの不合格がなければ合格できなかったと思っています。
宅建は範囲が広いですが、出題パターンは決まっています。できるだけ苦手分野をつくらずに勉強することが望ましいです。なぜ不合格だったのか、どこが苦手なのかを客観的に分析し、その分野を補強していけば合格できると思います。
まとめ|失敗は恥ではなく、原点になる
私は通信講座を選び、準備を怠り、結果として不合格になりました。
しかし、その失敗を通して、勉強の仕方・教材の選び方の重要性を理解できました(適当にやってはダメです)。
宅建試験は「努力が結果に出る」資格です。
ただ勉強するだけではなく、正しい方向に努力できるかどうかで明暗が分かれます。
1回落ちても終わりではありません。
むしろ、そこが本当のスタートです。
もし今あなたが落ち込んでいるなら、その悔しさを次への燃料に変えてください。
宅建は「諦めなければ必ず報われる」資格です。
私がそうだったように、あなたも次の試験で合格できます。



