【初学者必見】電験三種「法規」で確実に点を取る勉強方法|A問題・B問題対策のコツ

資格勉強方法

電験三種(第三種電気主任技術者)の中でも「法規」は、一見簡単そうに見えて、実は多くの受験生が苦戦する科目です。
過去問を解いても点が伸びない——そんな悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

私も最初は「過去問10年分をやれば大丈夫」と思っていました。
しかし、結果は不合格。
そこから学習法を根本的に見直した結果、最終的には74点(A問題48点/B問題26点)で合格できました。

この記事では、初学者でも実践できる「確実に得点を積み上げる法規の勉強法」を詳しく解説します。


法規の問題構成を理解することが第一歩

まず最初にやるべきは、問題構成の把握です。

区分問題数配点内容
A問題問1〜10各6点(計60点)法令・制度などの知識問題
B問題問11〜13(a)(b)各6〜7点(計40点)計算・応用問題

A問題は暗記・知識中心、B問題は計算・応用中心という構成になっています。

ポイントはここです👇

  • B問題を全問正解しても40点しか取れない
  • 合格ラインは60点なので、B問題が全問正解してもA問題で24点(4問正解)以上が必須

つまり、A問題を避けては絶対に合格できません。
B問題だけで乗り切ろうとすると、確実に点数が足りなくなります。

確かにB問題は比較的簡単なときも多いです。ただし、必ずそうではありません。そうなった時にA問題でもある程度の得点がとれるようにする必要があります。


私が実践した勉強法:過去問+アプリのハイブリッド学習

私は、A問題とB問題で学習方法を完全に分けて対策しました。


【B問題対策】過去問10年分で解法パターンを固める

B問題は、過去問演習が最も効率的な学習法です。

10年分を3周すれば、出題パターンと解法手順が自然に身につきます。試験本番で全問正解は難しいかもしれませんが、合格するための点数はとれるようになります。

近年はCBT方式(コンピュータ試験)に変わりましたが、出題傾向そのものは大きく変わっていません。
以前はなかった「過去問の焼き回し」が増えているため、過去問学習の価値はさらに高まっています。


【A問題対策】法規アプリで「反射的に答える力」をつける

A問題は範囲が広く、法律や制度など暗記要素が非常に強い分野です。
そのため、過去問だけでは全体を網羅できません。

ここで効果を発揮したのが、法規学習専用アプリです。

このアプリはスキマ時間で問題演習ができ、
「出題範囲を100%」まで学習進捗として可視化できる点が大きなメリットです。

私は次のように活用しました👇

1️⃣ 一度100%まで進めて全範囲をカバー
2️⃣ 進捗をリセットして、再び100%を目指す

このサイクルを2周繰り返せば得点力は高くなると思います。
私は、このアプリのおかげで試験本番でA問題では10問中8問正解(48点)を取ることができました。


効率的な得点目標と戦略

法規で合格を狙うには、以下の得点バランスを目標にすると現実的です。

区分目標得点学習法
A問題8問正解(48点)アプリ中心(暗記+反射練習)
B問題4問正解(24~26点)過去問10〜15年分の繰り返し

この戦略で、72〜74点は十分狙えます。法規は1問の点数が大きいので、一問一問を確実に点数にしていく必要があります。
特にA問題で7割以上取れるようになると、合格は一気に現実的になります。


CBT方式よりも筆記試験方式の方がおすすめ

現在、電験三種はCBT方式(パソコン受験)が導入されています。
CBT方式と筆記試験方式が選択でき、自分の都合に合わせて利用できるのは便利です。すぐに結果も分かるのも良いと思います。

ただ私は、CBT試験方式よりも筆記試験方式を勧めます。
理由として、計算をするときに数字を書き間違えるリスクが高いと考えているからです。試験本番では緊張していますし、数字を間違えれば、答えも必然的に間違った答えになります。その分合格になるリスクが私は高まるのではないかと考えているためです。

また私自身、CBT形式にあまり慣れていないのもありますが。


具体的な学習スケジュール例

【1ヶ月目】基礎固め

  • 法規アプリの学習(隙間時間の活用)
  • 1ヶ月で全範囲(100%)到達を目指す
  • B問題を中心に過去問10年分を1周目

【2ヶ月目】基礎固め継続

  • B問題を中心に過去問10年分を2・3周
  • 間違えた問題だけノートにまとめる
  • 法規アプリの学習(隙間時間の活用)、100%の習熟度達成
  • A問題を実際に解いてみる(アプリ学習後なら、結構解けると思います)

【3ヶ月目】仕上げ

  • 法規アプリを再度リセットし、もう1周(100%まで)
  • B問題を4・5周、間違えた問題を徹底復習
  • A問題の間違えた問題を徹底復習

この3ヶ月スケジュールをこなせば、
初学者でも安定して70点以上を狙える実力がつきます。


まとめ|初学者こそ「アプリ×過去問」で効率よく得点を積み上げよう

法規は一見シンプルに見えますが、知識の広さと反射力が問われる科目です。
暗記だけでは通用しません。理解とスピードの両立が鍵になります。

【学習の要点まとめ】

  • A問題:アプリで繰り返し暗記&反射練習
  • B問題:過去問10年以上でパターン把握
  • 目標点:A問題48点+B問題24~26点=72~74点

この「アプリ×過去問」のハイブリッド戦略を続ければ、
初学者でも十分に合格圏内に到達できます。

法規は過去問だけでは「A問題の対策」が足りないと思います。
正しい方法で繰り返せば、確実に結果は出ます。

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