【合格者が解説】エネ管(電気)で実際に使った教材と使い方|過去問が最強だった理由

資格勉強方法

エネルギー管理士(電気分野)の勉強を始めると、
「どの教材を使えばいい?」「通信講座は必要?」と悩む方も多いと思います。

結論から言えば、通信講座も高額なテキストも不要です。
私は独学で合格しましたが、使ったのは過去問集だけ

この記事では、実際に使った教材・活用方法・おすすめの勉強順序を、
実体験に基づいて詳しく解説します。


使用した教材一覧

私が使用した教材は次の3冊です。
メイン教材は「過去問集」、その他は補助的に使用しました。

教材名内容評価
『2022年度版 エネルギー管理士 電気分野 過去問題集(10年分)』(定価2,640円)主要教材。10年分の過去問+詳細な解説。★★★★★(独学者に最適)
『エネルギー管理士試験【電気分野】徹底研究 第3版』(定価4,180円)理論中心のテキスト。分厚く読みづらい。★★☆☆☆(非効率)
『2025年度版 エネルギー管理士 模範解答問題集』(定価3,520円)過去問12年分+簡潔な解答。★★★★☆(補助教材)

実際には、過去問集が最強でした。
「徹底研究」は最初の数ページで非効率と判断し、すぐに使用をやめました。


「テキスト不要」だった理由

エネルギー管理士(電気)は出題範囲が広いですが、
出題傾向が非常に安定しており、素直な問題が多いが特徴です。

そのため、過去問を解くだけで「似た形式の問題」が何度も登場します。
つまり、過去問を10年分こなせば自然と出題パターンが身につくのです。

テキストを最初から読むよりも、

1️⃣ 過去問を解く
2️⃣ 分からない部分を調べる
3️⃣ 再び解く

このサイクルの方が圧倒的に効率的です。
私には「過去問の理解+反復学習」が合格への最短ルートでした。


「過去問題集」と「模範解答集」の違いと使い方

どちらも過去問形式の教材ですが、目的が異なります

教材名内容特徴・おすすめポイント
『エネルギー管理士 電気分野 過去問題集』(オーム社)8〜10年分の過去問+丁寧な解説(現在は8年分になっていました)解説が非常に分かりやすく、独学に最適。見やすく学習しやすい。
『エネルギー管理士 模範解答問題集』(日本エネルギー管理センター)12年分の過去問+簡潔な解答解説は短めだが、収録量が多くコスパ良し。持ち運びサイズだが重い。

📌 使い分けのコツ

  • 初学者 → 「過去問題集(解説付き)」で基礎固め
  • 慣れてきたら → 「模範解答集」で演習量を増やす

『過去問題集』は2025年度版から収録年数が10年→8年に減少しました。
そのため、最新版+1〜2年前の旧版を併用するのがおすすめ。

メルカリなどで中古を探せば、合計15年分の過去問を格安で揃えることができます。

私としては、『エネルギー管理士 電気分野 過去問題集』(オーム社)の方が見やすくて、学習しやすいのでおすすめです。


おすすめの勉強順序(実体験ベース)

私が実際に行った勉強ステップを紹介します👇

1. 過去問題集を10年分、まず1周通して解く
 → 出題傾向と頻出テーマを把握。

2.分からない箇所をネットや電験三種の教材で調べる
 → 「なぜそうなるか」を理解。微分・積分等はyoutubeで学習で充分です。

3. 苦手分野をノート化してピンポイント復習
 → 二度と間違えないように知識を整理。

4. 全体を5〜6周繰り返す
 → 解答パターンを完全に定着。

5.電力応用Ⅳ選択科目は「照明」「電気加熱」がおすすめ
 → 電力応用Ⅳの選択科目は「電気加熱」「電気化学」「照明」「空気調和」の4科目ありますが、「照明」「電気加熱」がおすすめです。この2科目は電験三種で学習したことに加え、問題のパターンもある程度決まっており、公式を覚えていれば簡単に得点できます。

この流れで、初受験から半年で合格ラインを突破できました。


実際の学習時間の目安

受験者タイプ学習時間の目安コメント
電験三種合格者300〜600時間理解が早く、半年で合格可能
初学者1000時間~数学・電気基礎の復習が必要

1日2〜3時間ペースで進めれば、半年〜1年で十分合格圏内に到達します。

電験三種を取得しないでいきなり、エネルギー管理士に挑戦するのは文系出身者には勧めません。


まとめ|過去問こそ最強の教材

エネルギー管理士(電気)は、テキスト学習よりも過去問演習が命です。
試験傾向が安定しているため、過去問中心の学習で確実に点を伸ばせます。

合格のポイントは3つ

1️⃣ テキスト不要。過去問を理解して繰り返す
2️⃣ 最新版と旧版を併用して10年以上分をカバー(15年分やれば十分)
3️⃣ 苦手分野は電験三種テキストやYouTubeで補強

この2冊👇を使いこなせば、通信教育は不要です。

  • 『エネルギー管理士 電気分野 過去問題集』
  • 『エネルギー管理士 模範解答問題集』

電験三種を終えた方なら内容の重複も多く、
300〜600時間の学習で十分合格レベルに到達できます。

一発合格合格を狙うのであれば、最低半年は余裕をもった方が良いと思います。

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