【体験談】電験三種「理論」で連続不合格の私が95点で合格できた勉強法

資格勉強方法

電験三種の中でも最難関と言われる科目——それが「理論」です。
私も例外ではなく、他の3科目(機械・電力・法規)は合格できたのに、理論だけは何度挑戦しても突破できませんでした。

どんなに勉強しても結果は45〜55点。あと一歩が届かない。
そんな状態が3年半続きました。

しかし、勉強法を根本から見直したことで流れが一変。
最終的には理論で95点を獲得して合格することができました。

この記事では、不合格から合格に至るまでに私が実践した「本当に効果があった勉強法」を具体的に紹介します。


不合格後にやったこと①:過去問20年分を徹底的にやり込む

合格の最大の鍵は、過去問20年分を「理解して」解くことでした。

私はまず、理論の過去問を20年分すべて解き直しました。他の科目は10年で充分だったんですが、理論だけは10年分では足りませんでした。また20年分を解いた理由は過去問の焼き回し問題が以前はなかったのですが、数問あったため、今後も焼き回し問題があるだろうと予測したこともあります(CBT方式移行だと思います)。
すると、「解けたつもりになっている問題」が想像以上に多いことに気づいたのです。解けそうで解けない。

2周目以降は次のようなルールを設定しました。

  • 確実に理解できている問題は除外
  • “少しでも不安”な問題だけを繰り返す

この方法に切り替えた結果、学習量を全体の約4分の1〜5分の1まで削減しました。
無駄な時間を減らし、理解を深めることに集中できるようになったのです。

理論の問題はある程度は「パターン」が決まっています。
20年分の問題を解くと、さまざまな角度から問題をとらえることができました。また“過去問をただ解ける”だけでなく、“理解して誰かに解放を説明できるレベルになる”ことが重要です。


不合格後にやったこと②:YouTube学習を継続

次に取り組んだのが、YouTube講義の活用です。

これは以前から活用していましたが、引き続き活用をしました。

私が主に利用していたのは、以下の2チャンネルです。

  • 「Aki塾長_電験三種チャンネル」
  • 「資格とっ太郎」氏のチャンネル

どちらも独学者向けに非常に分かりやすく解説しており、特に「なぜそうなるのか」を丁寧に説明してくれます。私は特に「Aki塾長_電験三種チャンネル」がおすすめです。

私は動画を見ながらスクリーンショットを撮り、それをノート代わりに使いました。
通勤時間や昼休みにスマホで見返すだけでも、頭の中で講義内容を再生でき、
学習の定着が飛躍的に向上しました。

電力・機械・法規に合格していた勉強方法を引き続き、継承した形です。

この習慣を続けることで、曖昧だった部分が徐々にクリアになり、
公式を「暗記」ではなく「理解」で使えるようになりました。


不合格後にやったこと③:ECM2.0の講座を受講

さらに、YouTube学習と並行して受講したのが、
「資格とっ太郎」氏が提供するオンライン講座ECM2.0です。

この講座は理論の基礎を体系的に整理して理解するのに非常に役立ちました。
かゆい所に手が届くという感じでした。

これまで点で覚えていた知識が、ECM2.0を通じて線でつながった感覚を得られました。

もちろん、すべての範囲を網羅しているわけではありませんが、
「理論の根本原理」を理解するには十分すぎる内容です。ただし、これを受講すれば理論に合格するというものではありません(全ての単元を扱っているわけではないので)。しかし、理論を理解するための基礎力は身につくと思います。

過去に別の通信教育も受けましたが、
内容・わかりやすさ・コスパのすべてでECM2.0の方が圧倒的に優れていました。


努力の結果:理論95点で合格!

これらの学習法を5カ月ほど継続した結果、
次の試験では理論95点という自己最高点を記録。

長く苦しめられた理論科目にようやく終止符を打つことができました。

特に効果が大きかったのは以下の3点です。

  1. 過去問を理解するまで繰り返したこと
  2. YouTube講義で“なぜ”を理解したこと
  3. ECM2.0で理論全体の構造を整理できたこと

この3つの組み合わせが、合格の決定打になりました。

また一科目のみの学習であったため、理論の勉強に集中できたのも大きかったと思います。


理論に苦手意識がある人へ|理解の積み重ねが最強の武器

理論は暗記では乗り越えられません。
しかし、裏を返せば「理解の積み重ね」で必ず点が伸びる科目でもあります。

私が実践して効果を実感した勉強法をまとめると次の通りです。

過去問20年分を解く(できたら5周以上)
不安な問題だけを繰り返す
YouTubeで理解を深める(ECM2.0は必要な人だけ
スキマ時間に復習して記憶を定着させる

このサイクルを回すことで、理論の合格は近づくと思います。


まとめ|理論は「理解の積み重ね」が全て

電験三種の理論は、苦手意識を持つ人が多い科目です。
しかし、一度“理解”が追いつくと、安定して得点できるようになります。

焦らずに、「わかるまでやる」姿勢を貫くこと
その先に必ず合格があります。

電験三種に合格すれば、次はエネルギー管理士・電験二種といった上位資格への道も開けます。
「理論が苦手だから無理」と思っていた私でも、やり方を変えるだけで95点を取れました。

私は、電験三種は適切な勉強方法をすれば、必ず合格できる資格だと考えています。

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